みるだけでよだれが滴るおいしい料理写真をつくるよ。
言うまでもないことだけどさ、おいしい料理といえば、あつあつ感。
あつあつ感に必要なのは湯気。
WEB業界的には「湯気つけときゃうまそうに見える」っていう都市伝説があるよ。
今回は料理写真をおいしく見せるために、Photoshopで作る湯気の作り方を紹介するよ。
さらに今回は、アクション機能を使って、2回目以降から文字通り一瞬で湯気がつけられるようにするよ。
今回の記事では、この見るからにおいしそうな画像に湯気をつけてこのように加工するよ。
この画像はゆん無料壁紙画像集様からお借りしています。ありがとうございます。
料理をおいしく見せる湯気の作り方
Step1.加工したい画像を開く
加工したい画像をPhotoshopで開きます。
Step2.湯気を作る
このStep2をアクションに保存しておくと、次回から一瞬で湯気を制作することが出来ます。
よく湯気をつける方はアクションに保存しておくと作業時間の短縮に繋がると思います。
1.新規レイヤーを作り、描画モードをスクリーンに
新規レイヤーを作り、描画モードをスクリーンに設定します。
2.描画色リセットする
ショートカットキーのDを押して、描画色を黒色に、背景色を白色にします。
3.新規レイヤーに対し、フィルター雲模様1を適応
先ほど作った新規レイヤーを選択し、上のメニューから[フィルター]>[描画]>[雲模様1]を選択し雲模様1を適用します。
適応が成功するとこのようになります。
黒色の上に白色の雲ができている場合、レイヤーの描画モードがスクリーンになっていない可能性があります。
また、まれに雲模様が適応されないことがありますので、その場合はPhotoshopを再起動してもう一度試してみてください。
4.雲模様1をゆらがせる
実際の湯気はゆらいでいるため、先ほどの雲模様1をゆらがせるために、[フィルター]>[変形]>[波形]を選択します。
値を画像のように設定し、OKを押します。
ここの値は、ある程度自由に調整しても大丈夫です。ここでは、波形:5 波長:最小100 最大400 振幅:最小10 最大80と設定しました。
5.完成
これで湯気レイヤーは完成しました。雲模様が揺らいでいる感じがわかると思います。
Step3でこの湯気を画像になじませていきます。
アクションに保存している方は、ここでアクションの保存を止めて下さい。
これでアクションを再生すると、一瞬で湯気レイヤーが作成されるはずです。
Step3.湯気を画像になじませる
1.なげなわツールを選択する
Lを押して、なげなわツールを選択します。
なげなわツールのぼかしを20pxに設定します。
2.湯気を出したい範囲をなげなわツールで選択する
こんな感じで湯気を出したい範囲をフリーハンドで選択します。今回はこんな感じに選択しました。
3.マスクをかけて、なじませる
湯気を出したい範囲を選択した状態で、画像の赤枠部分をクリックすると、選択範囲以外の湯気が消えます。
そのままだと、少し湯気が強すぎるので不透明度をいじって調整します。今回は50%の不透明度に設定しています。
完成
おつかれさまです!完成です。
湯気レイヤーをアクションに登録しておくと、実際に自分で行う作業が、なげなわツールを使って選択範囲を作り、マスクするだけになるので、かなりオススメです。
短時間で出来る上にかなりクオリティが高いので、個人的にずっと使っているテクニックです。是非試してみてください。