こんにちは! YOUKNOWです。
Adobe Max 2015で発表されたことを個人的にまとめました!
ざっと確認したい人向けになっていると思います。
今回の発表はかなりボリューミーな感じになっています。
ちなみにこのAdobe MAXは日本のAdobe社員さんが10月6日(火)21時に解説してくれるそうです。
より詳しく知りたい方は下のリンクからどうぞ!
また、こちらから英語版ですが、講演を見直すことが出来ます。
Adobe MAX 2015 まとめ
今回のAdobe Maxはアプリケーションやデバイスの連携がテーマで、
どこでどんなデバイスを利用しても作業ができるようにしていく。とのことでした。
ソフト・デバイス間の連携を強化!「Creative SYNC」
デバイス問わず、アセットやTypeKitが利用できるようになりました。
アプリケーション間の連携がより強力になり、より効率的な制作が行えるようになります。
Adobe MAXのデモでは例としてヨガスタジオのデザインを作りながら説明してくれました。
Adobe Stockでヨガの画像を検索、プレビューのボタンを押すだけで、すぐに画像のデーターがライブラリに追加され、各種Adobe製品で利用可能になります。
ライブラリについてはこちら
パターンが一瞬で制作できる!「Adobe Capture」
Color、Shape、Brush、Hueが統合された、新アプリAdobe Capture CCが発表されました。
似たようなアプリが統合されて、若干わかりやすくなりました。
新機能のPatternはカメラを向けるだけで、テクスチャ画像を制作してくれます。
デモではホテルから持ってきた花にカメラを向けていました。
もちろんCapture CCで制作した素材は、ライブラリを介する事で各種Adobeソフトでも利用することが出来ます。
TypeKitにモリサワフォント20種類が追加
有名なモリサワフォントからフォントが20種類追加されました!
追加された書体はこちらです。
モリサワフォント
- 太ミン
- 太ゴ
- 中ゴシック
- じゅん
- 見出ゴ
- 見出ミン
- 黎ミン
- リュウミン
- 新ゴ
- 新丸ゴ
TypeBankフォント
- サン
- 漢字タイポス415
- ぷらっしゅ
- 日活正楷書体
- カリグラゴシック
- 篠
- ちび丸ゴシックPlusK
- 新聞ゴシック
- シネマ丸ゴシック
- 新聞明朝
CreativeCloudの契約ではTypeKitのプランの「ポートフォリオ」プランと同じ扱いを受けられるため、これらのフォントも利用することが出来ます。
ただし、今回追加されたフォントたちは各フォント1ウェイトずつしか利用できないという欠点も存在します…。
パフォーマンスが劇的にあがった! 「Illustrator CC」
以前より10倍早く、64000%まで拡大ができるようになりました。
タッチで快適な操作 「シェイパーツール」
ジェスチャーで図形を作ったり、形状の変化を行うことができるようになりました。
画像はフリーハンドで図形を書いています。フリーハンドで四角を書くと、自動的に綺麗な四角のシェイプに変換してくれます。
その他にもパスファインダーの適応や、図形の削除・変形を全てジェスチャーで行っていました。
ジェスチャーを利用して、シェイプからぽっぽが生まれました。
このジェスチャー操作は他のアプリケーションも利用することが出来ます。
レスポンシブ機能に対応! Adobe MUSE
レスポンシブWebデザインを作るためのEdge Reflow CCの機能が、MUSEにも追加されました。
自動でレスポンシブデザインに対応してくれるようになり、コーディング不要でWEBサイトとして公開が可能です。
この際ベクター素材はSVGに自動で変換されるという有能っぷり。
コードのキレイさとか(メンテナンス的に)こうしたいとか、そういう細かい所に気を使わなくてもいいものであれば、もうMUSEでも良いかもしれません。
WEBデザイナーの相棒 「Photoshop」
アートボードの強化
Photoshopにアートボードが追加されましたが、不満に感じていた人は多かったようで..。
今回はそんなアートボードがかなり強化されました。
アートボードにフィルタをつけられるようになり、例えばスマホのデザインのみ表示みたいな感じの事ができるようになりました。
またアートボード別にガイドがつくようになり、複製もボタン一つで行えるようになりました。
デモでアートボードを大量に開いていたものの、全く重くなかったので、パフォーマンスも改良されていると思われます。
アセットの強化
選択したレイヤーからアセットを書き出すことができる機能が追加されました。
コレ地味になくて不便だったんですよね。
また、スマートオブジェクトだけアセット抽出を行うなどの事もできるようになっています。
UI・UXを効率的にデザインできる新プロジェクト 「Comet」
今はなきFireWorksの到達点…!?
Adobeさんにしては珍しいUI・UXデザイナー向けのデザインツールです。
非常に効率的にデザインを制作できるという特徴を持っています。
Cometは来年の頭にパブリックベータを行うようです
圧倒的な効率
びっくりしたのはその圧倒的なデザインの効率でした。Photoshopでも同じ事をやりたいと何度思ったことか…。
ドラッグするだけで、デザインパターンの繰り返しを作ることが出来ます。
一つの場所を変更するだけで、全ての箇所の変更が完了します。
もちろん隙間等も一つ変更するだけで、すべての変更が完了します。
デザインパターンに複数の画像を追加した場合….
きちんと全てのデザインパターンに違う画像を入れ込んでくれます。
パフォーマンスも高く、これだけの数のアートボードを開いてもキビキビ動いていました。
画面推移も簡単に作ることが出来、
どのような感じになるか確認するためのデモも見ることが出来ます。
DreamWeaver
DreamWeaverの方はAdobeさんの公式ブログさんのほうで詳しく書かれていましたので、引用させてもらいます。
もうすぐ公開されるDreamweaverのアップデートでは、CC Libraryが追加されて、PhotoshopやIllustratorといったデザインツールのデザインアセットを共有したり、Adobe Stockとの連携が可能になるようです。ライブラリ経由でIllustratorからSVGアセットを利用することも可能です。
Dreamweaver関連での注目は、来年公開される新バージョンでの、コードエディタの刷新が予告されたことです。基調講演では明らかにされませんでしたが、Dreamweaverチームのブログ記事によれば、新しいエディタはBracketsをベースにしたものになるようです。Bracketsでお馴染みのインラインエディタやSass/LessサポートなどがそのままDreamweaverでも使えるようになれば、開発ツールとしてのDreamweaverの使い勝手はずいぶん向上することでしょう。ベータ版の一般公開も検討されているようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。なかなかボリューミーな発表でしたけど、凄くアップデートが楽しみなAdobe MAXでした!
個人的にはCometが期待ですね。これでWEBデザインはできるのだろうか..?とか考えております。